ワンポイントアドバイス
「ニンジン」栽培のポイント
ニンジンはダイコンと同じように冷涼な気候を好み、一般に平坦地では春と秋が栽培適期となります。
種子の発芽率は約70%と、他の野菜に比べて低く、35℃以上ではほとんど発芽せず、10℃以下では発芽に多くの日数を要します。
また、好光性種子であるため、覆土が厚いと発芽率が悪くなります。
栽培適温は15~22℃です。夏まき栽培が最も基本的な作型で、冬まき栽培は主に暖地で、春まき栽培は北海道や冷涼地での基本的作型です。
(1)土づくり
根が深く伸びるため、耕土が深く、排水性や保水性が良く、有機質に富む土壌が適しています。土壌水分の変動が激しいと、根部の表皮が荒れたり、裂根の原因になりますので注意が必要です。好適pHは6.0~6.6程度です。
(2)施肥管理
10a当たり成分量で、窒素23kg、リン酸19kg、カリウム23kgで、窒素は追肥が必要です。
堆肥は1,500kg/10aが推奨されます。