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みらい蔵DX戦略
経営理念
みらい蔵の存在は社会にあり、その存在意義は農業経営者に対する奉仕と提案にある
異なった価値観を持つ個人が企業としての高い価値観によって統合された集団である事
専門店として営農者が安全で高品質の生産物を多収し所得の向上が達成され、 さらに環境に配慮した農業が維持される事を目的とする
目的を達成するために必要な高い営農技術と知識・情報・設備を保有する事
行動指針
そのために、みらい蔵は変わらなければいけない。
先を⾒たイノベーティブな存在であると印象づけることが必要。
私たちみらい蔵は、お客様に必要とされる存在であるために常に進化し続けます。
経営ビジョン(あるべき姿)
- 背景
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当社のお客様である農業者をめぐる情勢は、高齢化や人手不足、資材の高騰、多発する自然災害、温暖化による栽培管理の難しさ等、大変厳しくなってきています。
また、SDGsのような地球環境や社会課題への関心も高まっており、国も有機農業へのシフトを宣言しています。
このような状況を考えると、これまでの農業のやり方では、様々な外部環境変化や多様な顧客のニーズに対応できないため、農業経営こそデジタル化による大変革が必要です。
近年、AI技術、ドローン、スマート農業機器、アシストスーツ等をはじめとした生産性を上げるための技術が多く登場しています。
- 経営ビジョン
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当社は農業の根本である「土づくり」に着目し、土壌分析と診断にもとづいた施肥設計を行える「ソイルマンシステム」を運営してきました。
今後は、持続的な農業経営を実現するためにデータを活かした農業(デジタル農業)を推進し、農業の生産性を高め、無駄な肥料を極力抑えつつ、人や環境にやさしく、社会に対して安心で安全な食糧を提供できる次世代型農業の確立を推進します。
お客様の利便性を図るため農業資材のインターネット販売やSNSによる情報発信も強化し、お客様ニーズに基づいたサービスに努めます。
また、国の有機農業へのシフト方針に対応するとともに、都道府県ごとの施肥基準に基づき、かつ農業者と対話型でオリジナル肥料、栽培ノウハウを提供できる「ソイルマンシステムⅡ」を開発し普及します。米穀事業における「米穀流通システム」を導入しスピーディに正確に効率的なサービスを提供します。
DX戦略イメージ図
DX戦略
当社は、経営ビジョンを達成するために、以下のDX戦略を立案し活動を行います。
みらい蔵は、毎年売上高の1%をIT化やデジタル化及び人材育成に投資を行います。
毎年事業計画を立案し、経営方針発表会においてDX推進の進捗を共有し、継続的に改善します。
DX推進体制
当社は、DXを推進するために、社長(実務執行統括責任者)を中心としたDX推進室を設置し、デジタル技術の活用やデータに基づく改善及び変革を推進します。
また、DX推進室でデジタル人材の育成も行います。推進体制は以下の通りです。
推進目標(KPI)
項目 | 具体的活動 | KPI(目標値) | 検証 | |
---|---|---|---|---|
【戦略1】 農業経営の生産性向上 (土づくり・栽培指導・集荷) |
ソイルマンII 利用者の拡大 |
ソイルマンIIの利用者拡大活動 | ・2026年 利用者数300件 |
月度 営業会議 |
オリジナル肥料の 設計販売 |
・会社HPやSNSによる発信 ・肥料会社との連携 |
・2026年 2000袋 |
月度 営業会議 |
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米穀流通システムの開発及び運用 | 米穀流通システムを開発し、デジタルによる米の委託販売契約から、集荷、検査、支払い、販売まで一貫したサービスを提供する。 | ・2026年 利用者数700件 |
月度 営業会議 |
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【戦略2】 データに基づく業務改善及び 新規顧客獲得 |
顧客情報のデータ分析による提案営業 | ・顧客情報のデータ分析による提案営業 ・作物ごよみの作成 |
・2026年 顧客DB整備 |
月度 営業会議 |
インターネット販売の分析と提案 | SNS等による情報発信による新規顧客獲得 | ・2026年 登録者数500件 |
月度 営業会議 |
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デジタル人材の育成 | デジタル人材育成 | ・2026年 デジタル人材5名 |
月度 営業会議 |
DX推進の実務執行統括責任者による情報発信
私たちみらい蔵は、平成9年の創業以来、大分県豊後大野市犬飼に拠点を置き、農業資材販売、米穀集荷、分析事業等、農業経営者のためのサービス提供に努めてまいりました。
そのノウハウを活かし、平成26年には土壌診断施肥設計システム「ソイルマン」をクラウド展開しております。この度、社会環境が大きく変化する中で、進化版であるソイルマンⅡの開発及び米穀流通システムを開発し、農業のDXに貢献したいと願い、みらい蔵のDX戦略をまとめました。
<みらい蔵の目指す農業経営>
これからの農業経営に最も必要なことは、先を見た「栽培管理設計」をすることです。圃場に、いつ、どんな作物を、どのくらい作付けすれば、どの程度の売り上げが見込めるかを把握し、実績との検証をし続けることが重要です。
農業の根本は、「土づくり」にあります。土壌分析を基に有機肥料を中心にすえた土づくりを行いながら、適切な施肥や栽培管理を行うことが、これから求められる農業のあるべき姿と考えます。
私たちみらい蔵は、「ソイルマンⅡ」「米穀流通システム」「作物ごよみ」によるデータに基づいた農業経営の在り方を提案してまいります。
また、お客様の利便性に配慮し、インターネットを駆使したネット販売及びSNSによる情報発信も強化してまいります。
DXの取り組みのお知らせ
- 2023年7月12日 「中小企業白書 小規模企業白書」に掲載されました!
- 2023年5月9日 2023年版「中小企業白書」「小規模企業白書」に掲載されました
- 2023年4月18日 『デジタルガバナンス・コード』実践の手引き2.0に掲載されました