今年は玉に傷がなく、きれいに色付けもできました。
小野 敬様
- 住所 大分県佐伯市宇目
- 主な生産物 ほおずき、スイートピー
総作付面積 スイートピー 26.1アール
ほおずき 30アール
先日、小野様の作業場にお邪魔しました。
翌日が出荷最終日ということで、大変お忙しいところでしたがお話を伺うことができました。
お手伝いのお母さん方も毎年のことなので、テキパキと仕分けしていき、みるみる集荷用の5本束が出来上がっていきます。
ほおずき栽培は、お父さんの代から30年続けてこられた超ベテラン農家さんです。ほおずきの産地は他にもありますが、宇目町は夜の気温が
低いので、軸ががっちりしてかたく仕上がるそうです。今年は雨が多く、他の作物では病気や生育不足がみられましたが、ほおづきは、玉に
傷がなく、エスレルの色付けも急激な乾燥がなくきれいに仕上がったそうです。
今では後継者である敬さんも、たのもしく成長され、お二人で箱詰め前の最終チェックをしてました。
箱詰めされたほおづきは主に関東方面に送られていきます。
「分析をして変わったこと」
弊社の分析室とは15年という長いおつきあいになります。
それまではとにかく堆肥を1反に8トン毎年入れ続けていたそうです。分析をするよ
うになって、無駄な肥料を削減できたし、生育も安定したと、お喜びでした。
又、土壌がかたく根が充分に養分を吸収できる環境ではないということで、弊社取扱
商品の「豊肥一番」を投入したところ、最後まで成長が良く、葉がきれいな緑のまま
にしあがったと、うれしい報告も頂きました。
「みらい蔵に望むこと」
農薬の系統が分かりにくい、品種別のローテーション表があるとありがたいです
ね。という意見をいただきました。
私どもは店舗で農薬を販売してます。お客様へのよりよい提案の為にも、早速とりか
かりお役に立ちたいと思います。又、店舗では画面にいろんな症例を写し出しながら
農薬のご相談をお受けするシステムも導入しております。
ご活用ください。
「終わりに」
今回はじめて知ったのですが、「鬼灯」と書いてほおずきと読むそうです。
お盆に、鬼が来ないように飾るんですかね?
又、きれいな身だけちぎった観賞用ほおずきの需要が、近年右上がりにふえてるそう
です。お料理等に季節感をというおもてなしの心ですね。
今回お邪魔した小野様は、ほおずきの出荷が終わると、ほっとする間もなくすぐにス
イートピーの圃場の土壌消毒にとりかかるそうです。
圃場の準備ができたら、今、冷蔵処理をされている種で播種にかかります。
今回は、お忙しい時にお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
店舗にいるより、農家さんにお会いしお話を伺うのはすごく楽しかったし、勉強にな
りました。
ありがとうございました。
今度はまたスイートピーの取材もさせてください。
企画管理課 廣瀬