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ワンポイントアドバイス

「サツマイモ」栽培のポイント

農作物「さつまいも」サツマイモは根が肥大して塊状(塊根)となったものです。食用作物の中で特に単位面積当たりのカロリー生産量が多く、貴重なエネルギー供給作物です。

温暖な気候を好み、生育適温は20~30℃で、温度が十分に確保されればイモの肥大が進みます。土壌は余り選ばず、酸性土でも良く育ち、乾燥にも強いですが、湿害には弱い欠点があります・肥えすぎた土壌では、“つるぼけ”してイモの肥大が進みません。

一般には、塊根の形成と肥大は、土壌の通気性が良くカリウム成分が豊富であれば順調に進む傾向があります。

(1)土づくり

イモの肥大には、耕土が深く、通気性・排水性の良い、軟らかい土壌が適しているので、有機物の施用と丁寧な整地が必要です。

(2)施肥管理

肥料は基肥を主体として、茎葉が繁茂し最大期に達するまでには十分吸収させ、生育後期には窒素の吸収を抑えるようにします。

窒素の過剰は“つるぼけ”を起こします。カリウムは葉の光合成を高め、イモの肥大を良好にするので、比較的多めに施します。
標準的な施肥量は、窒素4~8kg、リン酸4~6kg、カリウム10~12kg、堆肥1,000kgです。

しかし、他肥栽培の野菜の後作の場合は、普通窒素分の施肥は必要ないでしょう。
マルチの施用は低温期には地温を高め、雑草を抑え、土壌を膨軟に保つなど効果が高いですが、
高温が過ぎると病害の発生の懸念があります。


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