土壌分析のご相談は「みらい蔵」へ

土壌分析の「みらい蔵」
ITCカンファレンス2022 最優秀賞受賞

HOME > お客様への取組およびコンサル事例 > 北川農園 > 追肥と土寄せ

追肥と土寄せ

DSCN0103

 

追肥と土寄せの写真をお送りいただきました。

定植をして、約2週間。

作物の成長は、早いものでこんなにも葉っぱがついています。

 

DSCN0095

 

7月11日に北川様より、

「葉の色が薄く、土のpHも測定したら、かなり低くなっている」

とお電話をいただきました。

 

葉の色が薄いということは、窒素または苦土が黒豆に足りていない可能性があります。

窒素または苦土が土壌に足りないのか

もしくは、土壌にはあるが、黒豆が吸収できないのか

ということが考えられます。

 

しかし、ソイルマンで施肥設計を行い

陽イオン(石灰、苦土、カリ)については

バランスを整えた施肥をしていただいています。

そのため、苦土が足りない、吸収できないということが原因とは考えにくいです。

 

では、窒素について考えると

北川様の設計では、窒素分の肥料として有機質の肥料を施用されていました。

有機質の肥料は、土壌の微生物の活動によって

作物が吸収できる無機態窒素(アンモニア態窒素、硝酸態窒素)へと変わります。

今回、葉の色が薄い原因は、窒素の無機化のスピードが遅く

黒豆の吸収できる窒素量が少なかったからではないかと思われます。

 

そこで、対策としては、尿素を水に溶かして散布する他

根を抜いてみて、根粒菌が根に共生しているようであれば、

これからの気温の上昇も考え、窒素はだんだんと効いてくるので様子をみてもらえればと思います。

 

農産分析科学研究所 山田

 


企業情報

北川農園

場所:兵庫県篠山市
作物:黒大豆、水稲

丹波黒豆の発祥地である、
兵庫県篠山市で黒大豆を生産。
丹波盆地特有の昼夜の温度差が大きく,
肥沃な土壌ときれいな水に恵まれた地で
家族で黒大豆を生産しています。

この企業への取り組み一覧へ戻る
採用情報 土壌分析サービス×アグリノート連携サービス ソイルマンデモ体験申込はこちら 大手契約農家から食品メーカーまで幅広く分析を行っています。 パートナー制度のご紹介