熊本県熊本市にある、特定非営利活動法人こころみ会様へご訪問させていただきました。
今回は、熊本県で開催された弊社社長の山村の講演会での
ご縁でご訪問させていただく運びとなりました。
こころみ会様は、障害を持つ方々(以下、メンバーさん)に就労を提供されている事業所となります。
メンバーさんたちの仕事は、主に農業で、小ネギ生産を行っています。
年間を通じて、メンバーさんへ仕事を提供するために
こころみ会様の小ネギ栽培担当の方々は、安定した収量と品質を確保しなければなりません。
現状、小ネギの生産は5棟のハウスをローテーションしながら行っています。
そのハウス毎に、または、そのハウス内での生育のムラがあることや
播種し、発芽してもすぐに枯れてしまうなどの問題が発生していました。
そのため、土壌分析を定期的に行われているようですが
分析結果の見方、活用が上手くいっていないとのことでした。
そこで、今回ご訪問させていただきました際に
これまでの、土壌分析結果を確認させていただきました。
かなりの肥料分が、圃場に入っており
小ネギが生長していくのにキツイ土壌になっている可能性がありました。
いくら土壌分析を行ったからといって
その分析結果を理解し、活用できなければ、分析をしただけとなってしまいます。
しかし、土壌分析結果を理解するには、それなりの知識を学ぶ必要があります。
これから、安定した作物生産を行っていくには
土壌分析項目の理解は必要不可欠となってきます。
そのため、こころみ会様には
土壌分析項目を理解するための講習会、栽培管理のアドバイスに関する現地指導を行い
栽培担当者の技術力UPを目指します。
また、1年間に何回転も行う小ネギ栽培に対し
土壌分析の実施と、ソイルマンを利用しての施肥設計を行い
安定した生産を目指します。
農産分析科学研究所 山田