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お悩み解決事例
Q:

粘土質土壌なのにCECの分析結果が低かったです。粘土のCECは高いと聞いたことがあるのですが、なぜでしょうか。

このようなお悩みを持つ方の特徴
粘土質土壌で栽培を行っている方
粘土質土壌で肥料もちが悪いと感じている方

A:お悩みに対しての解答

粘土質の土壌であっても、CECが高くない(低い)理由につきまして、粘土を構成している粘土鉱物の種類が原因の可能性がございます。

 

粘土鉱物には2:1型や1:1型など種類がございます。
2:1型粘土鉱物はCECが100内外と非常に高いのですが、日本には少ない粘土鉱物です。
一方、日本に多い1:1型粘土鉱物のCECは2:1型粘土鉱物のCECの10分の1程度になっております。
そのため、粘土を構成している粘土鉱物のCECが低いので、粘土質であってもCECが高くない場合がございます。
なお、土壌のCECは土壌分析(化学性)で確認できます。

 

▼参考文献
土と施肥の基礎知識 その9 土の化学性2 CEC(土の胃袋)

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