先日、6月8日に播種した黒豆が発芽しましたとのご連絡をいただきました。
250枚分のトレイに黒豆の苗がびっしりと発芽していて
すごい発芽率だなと感じております。
今年の発芽は、例年に比べると
夜の気温が上がらず、発芽が4~5日遅れたそうです。
農業の難しいところは、天候に左右されてしまうこと。
去年通りの、栽培管理をしても、天候が違えば生育速度も
肥料の効き方も変わってきます。
自然を相手とする、農業生産者は
変わり行く環境と、作物の様子をしっかりと把握しながら、
柔軟に対応することが、その作物の出来、不出来に繋がります。
失敗と成功を繰り返しながら、培ってきた経験と知識は
より高品質な、多収量な作物を生産するための武器となります。
環境に合わせて、播種する時期を変え収穫時期をずらしたり
肥料の量、光の当て方を工夫して、品質の向上を図ったり
教科書通りにいかない農業で、生産者は実験、実験の日々。
本当に尊敬します。
そんな生産者のお役に立てるよう、土壌分析から情報の提供など
全力でサポートしていきたいと
北川様からのご連絡で、思いました。
次は、いよいよ圃場へ定植のようです。
ソイルマンで基肥を設計した圃場への定植ということで私たちも緊張しております。
農産分析科学研究所 山田