枝豆の収穫から約1ヶ月。
あんなにも、青々と茂っていた黒大豆の木が
こんなにも、茶色くカラカラとなりました。
これまでは、このような写真を見ても「もうすぐ収穫かな?」と思うぐらいでした。
しかし今回、北川様の黒大豆栽培を最初から見せていただき
この写真をみて「まだ土に植わっているのに、水分もあるのに、なぜカラカラに枯れるんだろう?」という疑問がでてきました。
黒大豆をはじめ、マメ科作物のほとんどは
自分の子孫(=種子)がしっかりとできたら、親(=木)は役目を終え枯れていきます。
一方で、イチゴなどの作物は
マメ科作物と違い、自分の子孫を残しつつも自らも生きようと成長していきます。
作物の種類によっても、生き方に違いがあり
その生き方の違いによって、栽培方法も違う。
また、同じ作物を栽培していても、その年々で条件が違い
農家さんによっても、肥料の効かせ方など栽培方法が違います。
農業現場を間近で見せていただくことで
これまでには、気づけなかったことや
新たな視点をいただく機会が多く大変勉強になることばかりです。
黒大豆の収穫は、これからいよいよということで
黒大豆が乾燥しやすくなるように、また収穫の際持ち運びが少しでも軽くなるように
葉取りを行っています。
少しでも品質が良くなるような工夫や作業性が上がるための工夫。
農家さんは、本当にたくさんの工夫を使いながら栽培している様子が分かります。
また、今回弊社の土壌分析と施肥設計システムソイルマンをご使用いただいた結果がでます。
弊社社員一同、北川様のお役に立てたかどうか大変気になっているところです。
どうか、昨年よりも良い結果でありますように。
農産分析科学研究所 山田