2023年10月の記事
土の取り方について
いつも弊社に土壌分析をご依頼いただき、誠にありがとうございます。
本日は土壌分析の土の取り方についてご紹介いたします。
土の取り方はHPでも確認することができます。
土の取り方
本日はそれ以外のよくあるお問合せから土の取り方をご紹介させていただきます。
Q,土壌は風乾して(乾燥させて)から送るの?
A,みらい蔵の土壌分析では、土壌は採取したまま(湿っているまま)送ってOKです。
ただし、露地の場合は雨の日や降雨後24時間以内の採取は避けることをお勧めします。
施設の場合は散水直後の採取を避けることをお勧めします。
Q,降雨や雪解け直後の湿った状態で土壌を採取してしまいました。分析値は変わりますか。
A,土壌物理性の水分率に多少誤差が出てくる可能性がございます。
あまりにも水分を多く含んでいる場合は物理性の分析が困難なため、弊社で処理を行わせていただき分析させていただく場合がございます。
その場合、到着時の水分率とは異なります。
ご了承ください。
化学性の成分につきましては大きな変化はございません。
Q.一つの圃場が4反(40a)なんだけど、1検体でいいの?
A.お客様の考え方によって変わります。
正確に施肥設計を行いたい、各地点の土壌の様子を知りたい場合は、圃場を複数にわけ、それぞれから土壌を採取し、複数検体とします。
一つの圃場で同じ施肥設計を行いたい、おおざっぱに結果が知りたい場合は圃場の土の取り方どおり、5~6点採取し、それをよく混ぜて1検体とします。
Q.雪が深く、雪解けから耕耘、基肥散布まで時間がありません。
雪が降る前に土を送っても問題ないですか。
A.雪が降る前に送っていただいても問題ございません。
冬は気温が低く、有機物、堆肥による窒素の無機化もゆっくりなため、大きな影響はないかと思います。
ただし、春に耕耘してからお送りいただく方が基肥散布時の状態に近い土壌の様子がわかると思います。
Q.高設で栽培をしています。
培土の取り方はどうすればいいですか。
A.1列から3か所ほどを採取し、平均になるように取って合わせてください。
深さは真ん中ぐらいから。すべての列を合わせてよく混ぜて郵送してください。
その他、こういうことがわからなくて困った!などございましたら、教えていただけると助かります!
ご回答はもちろんのこと、同じように知りたい人のために、ブログで紹介させてください。
よろしくお願いいたします。